辛い頭痛は病院で治す

脳内のセロトニンがガクッと減少|気になる頭痛は病院で診てもらおう

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心から生じる痛みへの対処

悩む男性

痛みにも関わるセロトニン

セロトニンと呼ばれる神経伝達物質は、うつ病発症に関わっていることでよく知られています。うつ病の場合は脳内のセロトニンが減少することで発症しますが、セロトニンは頭痛や腹痛にも関与している可能性があります。セロトニンは脳の神経細胞で情報伝達を助けるばかりでなく、腸や血管の働きにも大きな影響を与えているのです。その結果としてさまざまな痛みの原因となり、問題の解決を複雑にしている面も否定できません。脳に存在するセロトニンはごく微量に過ぎず、全体の9割は腸に集中していると言われています。腸の蠕動運動をコントロールする働きをしているために、セロトニンが過剰に分泌されると下痢や腹痛の原因となりかねません。強いストレスを受けるとセロトニンが必要以上に分泌されると考えられており、これが過敏性腸症候群と呼ばれる症状につながります。ストレスによって逆に腸内セロトニンが抑制された場合は便秘を引き起こすことになるのです。腸内セロトニンの一部は血液にも入り、血管の収縮作用や血小板の血液凝固作用を助けています。同じく強いストレスを受けることで腸からセロトニンが過剰に放出されると、血管収縮作用も強まってしまいます。これが首周りの筋肉で起きた場合は血行が悪化し、肩凝りや緊張型頭痛の原因となるのです。緊張型頭痛はパソコン作業などで悪い姿勢を長時間続けることでも発生しますが、これは肉体的ストレスが原因と言えます。ストレスが作用して脳の血管が過剰に収縮された場合は、緊張から解放された後に反動で血管が急激に拡張します。その結果として発生するのが、片頭痛の激しい痛みです。脳の血管が拡張すると周辺の神経に炎症が生じるため、脈動性の強い痛みが発生するのです。どちらのタイプの頭痛も痛みが生じた原因をたどってみれば、セロトニンの過剰分泌に行き着きます。痛みを引き起こす元凶のストレスをどう解消させるかが頭痛改善の鍵なのです。脳内のセロトニンがガクッと減少するとキケンですし、過剰に分泌しても良くありません。

心理療法で痛みの解消例も

このような精神面でのストレスが原因で生じるタイプの頭痛は、内科や脳神経外科で脳の検査を受けても異常が見つかりません。脳に器質的な異常が認められない場合は、痛みを抑えるための薬による内科的対処療法が中心となりがちです。片頭痛に対しては血管拡張を抑えるトリプタン製剤が効果的ですが、基本的には痛みが発生してから服用することになります。強いストレスが原因で心の病気を発症し、そのために知覚過敏となっている症例も少なくはありません。通常は頭痛として認識されない程度の刺激でも、そのような人は痛みを感じてしまうのです。そうしたタイプの頭痛には薬が有効に作用しないことが多く、そのために病院を転々と変えてドクターショッピングに陥る人もいます。薬で治りにくいタイプの頭痛を治すには、精神科や心療内科の病院を受診するのが最も適しています。こうした病院では痛みの根本原因として、ストレスへの対処法を重視しているからです。精神的ストレスから頭痛へと発展するプロセスに介入するには、精神医学独自の心理療法が特に有効です。心にかかる負担を自己分析して痛みの本質を理解すれば、頭痛につながる因子も自ずから明らかになります。日頃の生活や人間関係の上でそうしたストレスを避けるように工夫するようになれば、頭痛発生頻度も減っていくものです。精神科や心療内科での心理療法を通してストレスを軽減させ、症状を改善させた患者さんは数多くいます。痛みを引き起こすセロトニンとストレスを上手にコントロールできれば、薬でも治らない頭痛解消の道も見えてきます。病は気からという言葉が示す通り、身体に生じるさまざまな痛みの原因が心因性のケースも少なくありません。内科や脳神経外科の病院を受診しても改善が見られない場合は、精神科か心療内科の治療を試してみる価値があります。心理療法には心の症状だけでなく、身体の痛みを治す力も秘められているのです。

原因を探ることが重要

医師

頭痛の原因はたくさんあるので、原因を探ることが重要です。それによって治療法も違ってくるからです。心の疲れによる場合には、心療内科や精神科など病院での治療になります。カウンセリングと内服薬による治療が主なものです。

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状態によって受診科は違う

看護師

頭痛は状態によって重篤なものもあります。ストレスが原因のものは慢性的になることがあるため、早急に病院へいって受診すべきです。内科や頭痛外来よりも、心療内科や精神科の受診がお勧めです。担当医に話を聞いてもらうだけでも症状が緩和されることがあります。

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頭の痛みの原因と治療

頭を抱えるメンズ

身体的ストレスと精神的ストレスが併発することによって引き起こるのが、緊張型頭痛と呼ばれるものです。頭全体に鈍い痛みがあり、肩こりやめまいなどを併発してしまうのが特徴の一つです。痛みが慢性化している場合では、病院でストレスを取り除く治療が必要となります。

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